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パーフェクト・ワールド
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作詞 せろ。 |
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優しい物語を探して
誰かの手をひいていた
硝子の破片は容赦なくて
悲しいほどに叫んでいる
悲しい獣は言葉をなくし
腐りかけたひとかけらの愛を齧った
抱きしめるための腕は
こんなちっぽけでいいのかな?
パズルのピースをはめる
震えるこの手を押さえつける
なけなしの勇気を吐きだして
全力で向こう側へ
走り出す
灰色の猫の本当の色は誰も知らない
閉め出されたチイサナセカイ
ずっと続いていくと思ってたんだよ
でもね
行かなくちゃ
今日は記念すべき『旅立ち』
さぁ軽すぎる荷物を持って
僕の手のひらに在ったもの それは
有り余る言葉と
真っ白のノート
何をすればいいかな?
何ができるのかな?
「まだ何もできないよ」
「これから進んでいくんだよ」
抜けるような青空から
悟ったように声が降る
わかっているよ、
心地の良い檻の中は もう
お終いだ。
世界の果てに行きつくことができたら
僕は何を見るんだろう
何を知るんだろう
偽善じゃなく、誰かを救えるのかな
欠けているものが多すぎる僕は
“ちゃんとしたヒト”になれるかな
なって、イイノカナ?
終わらない、知りつくせない
完璧な世界の中で
僕はどうやって生きられるかな?
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