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戦争前夜
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作詞 ひぐらしいちよ |
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一晩で国は二つに分かれ
僕たちは離ればなれになった
誰もが悪くないと嘘を言って
誰もが行き場をなくした
ひとつ ふたつ 街の明かりが消えてく
ひとり ふたり 人が消えてゆくんだ
戦争が始まる前の日に
僕らは二人で話し合った
遠く離れてもいつまでも
君のことを忘れないよと
一晩でいくつも爆弾が落ちて
学校の跡は何もなくなった
友達は血だらけに染まって
足もとで「助けて」と叫んだ
ひとつ ふたつ 記憶の中に消えてく
ひとり ふたり 誰もいなくなるんだ
戦争が終わったその後で
僕らに何が残るのだろう
青い空を飛ぶ鳥たちも
二度と飛ぶことはないのだろう
一年が過ぎて戦争が終わり
急に君に会いたくなった
枯れ草と鉄の臭いの町で
もう君は死んだと知った
ひとつ ふたつ 思い出がよみがえる
あの日 僕ら 忘れないよと誓った
戦争が始まるその前に
僕らに何が出来たのだろう
今はつかめない幸せを
悔やむことしか出来ないだろう
戦争が始まるその前に
戦争が・・・
作詞日 H19.12.14〜15 (細部修正 H21.10.14)
歌詞構成 A-B-S-A-B-S-A-B-S-S'
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