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演技
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作詞 Megmeg |
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些細な気掛かりが胸を
かすめては背中が重くなる
大抵ほんの一瞬で通り過ぎて往くもの
忘れてしまえばそれで
済ませることも出来るけれど
思い出せないと後に不安が残りそうで
心のそばに近づくそれが
何ものであるかを知る
気づくと広がる悲しみは
しくしくと募りだす
差し込むような重みは
もうどうすることもかなわない
そこから離れられずに思いは巡るばかり
疲れ果てているはずなのに
いつまでも消えてはくれなくて
窓に映った横顔が木枯らしに叩かれる
ほつれて絡む糸の先が
尖って指を刺すけど
寒さにかじかむ心には
痛みも感じない
誰かの前ではいつも通りの
自分を演じるのが
苦しくなるそのとき思い出す
本当は寂しいことに
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