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あたらしい花
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作詞 のえるす |
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何度大人になったって
忘れられない 忘れたくない
夜の匂いや、朝の新しさを
忘れる日が来たとしたら、それは
金属片のように冷たく光って揺れる
誰もいない昨日のこと
今、あなたと出会って
すべてが変わった
漢字でもない
カタカナでもない
優しいあなたは、ひらがなみたいに
柔く、強く
この右手を引っ張っていく
だから分かった こんなに角ばった
大人だらけの日々でも
夜は輝いて 朝は焼ける
心の奥にしまっていた、それは
金木犀のように甘く香って揺れる
新しい花なんです
今、そっと咲き誇って
すべてを変えた
「ありがとう」
「こちらこそ」
ことばが渦巻く秋の夜空に
柔く、強く
物語のはじまりを彩る
あたらしい花
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