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ラジカリストの夕べ
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作詞 停波 |
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出来合いの時代の中で 私達は生きてる
それは悲劇的でもあり 嘆くべき事だから
そうして戦いへと
私は身を投じる
私達は表現者で 言語を操り得る
どんな事でも語り出し 扇動さえ行う
そうして少しばかり
血が流れ出しても
圧制に対し向かう 純化させた声
戦いは続き
そうして眼前には多くが見えるんだ
日々は暑さを残しつつ 何事も語らない
歩けど鳴るのは靴音 通りには何も無く
吹き散った赤色(せきしょく)が
季節を色付ける
私の伴侶はそれから 鬱気に捉われつつ
私を怪しむまま 何事も語らない
そうして懐疑心は
歩みを進めている
圧制に対しなびく 順化された声
戦いは続き
遂には眼前まで何かが来てるんだ
時に風は波間をも顧慮せず
しかし波は何処でも現れる
それから季節は更け入り 赤茶け、がさつき出す
伴侶を持たない私と 全く似通いつつ
そうして対話も無く
戦いさえ同じ
圧制にさえも拘らず 浄化された声
戦いを過去に追いやり
眼前には冬が来てるんだ
雪景色の通りに今 在りし日の歌は無く
朝焼けを伝える声も 聴こえないまま
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