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わたし
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作詞 りつ。 |
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その音が私を縛り付ける
「どうかころして」
もう何もいらないから
私を独りにして
もうお願い事はないから
私を独りにして
キンモクセイが嗅覚を鈍らす
明りを消して
耳をふさいで
目を腫らして
鼻をふさいで
息をとめたら
あたしはどうなるの?
私はドコ?
私はダレ?
分からないから誰か応えて
眠れない 暗闇
目を閉じれば
急に広がる無限の宇宙
考える程愛情に飢える
もう何もいらないから
時計(とき)を戻して
もうお願い事しないから
一度だけ抱きしめて
白い布で隠した傷
何が欲しいの?
同情か愛情か
それとも偽りの優しさか
結局どれも同じ
私はわたし
貴方はあなた
それだけなんだ、と
笑顔で言った
笑顔は言った。
その音は私を照らす
「どうか生きて」
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