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梔子
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作詞 遊民 |
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葉月の路地裏は打ち水の陽炎
西の戸に立て掛けた簾の陰陽
慣れぬ下駄の鼻緒が少しだけきつくて
顔をしかめた日傘の下
石畳の坂道があなたに続いてる そんなはずもないのに
あの角まで、と あの場所まで、と
息を切らせて歩を運ぶ
わたしに何が云えましょう
わたしに何が云えましょう
桜散る夜の公園で 拾ったような恋だもの
繰り返した夢は逃げ水の面影
綺麗なばかりじゃないと知りゆく歳月
帯の飾りに付けた鈴が鳴るたび
笑みを浮かべた幻の午後
五回目の道行きがあなたに続いてる そんなはずもないのに
あの時まで、と あの夜まで、と
思い巡らせ歩を運ぶ
わたしに何が云えましょう
わたしに何が云えましょう
諦めばかりの溜息で 熟れたような恋だもの
彼岸花が咲く前にあなたに辿り着く そんなことができるなら
待っていいですか 告げていいですか
声にならずに還った思いを
わたしに何が云えましょう
わたしに何が云えましょう
端(はな)から結ぶこともなく 実ったような恋だもの
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