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先生になれない
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作詞 毳 |
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蛇口が開きっぱなしの毎日
ニュースがとめどなく流れているんだ
ちっぽけな僕の頭ん中では
どうにも処理がおっつかない
わからないことが多すぎるから
自分の無知を思い知らされて
世の中から目をそむけたくなるが
どこにも逃げ道なんてない
しかたなく僕は考え始める
足りない頭をひねって、あさって
なんだか世の中おかしい気がする
それがなんでか分かるはずもなく
考えることをしないですごして
ダメな大人の出来上がり
こんな僕が教えられることは
なんにもないんだ、反面教師
明りがつきっぱなしの画面
終わりの見えないコミュニケーション
ちっぽけな僕のボキャブラリーでは
どうにも君は満足できない
わからないことは聞き返すけれど
自分の無知は棚上げにして
分かってもらえていない事実は
どうして許してやれないのか
しかたなく僕は考え始める
足りない頭をひねって、あさって
なんだか自分がおかしい気がする
ことすら見ぬふり自己中、最低
考えることができずに過ごして
ダメな大人の出来上がり
こんな僕が教えられることは
なんにもないんだ、反面教師
もしもこんな僕にも
子供ができたとしたならば
ひとつだけ、教えてあげたいんだ
大人の言うこと
全てを鵜呑みに
する必要なんてないんだって
大人の言うこと
全てを信じず
疑ってみてもいいんだって
蛇口が開きっぱなしの頭で
ニュースを横目で眺めてみている
ちっぽけな君の頭ん中では
世界はどんな色なのかな?
僕より、まっすぐ見れてるかな?
僕より、正しく見れてるかな?
僕は、正しく教えた。…かったな。
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