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手紙
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作詞 NENE |
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私が今日この耳を塞いで何一つ染まらずに居ても
戯れに身を任せ過ごしたあなたの飾らぬその背一つ
とうとう追いかける事も無く。海の群青(アオ)さが語ってくれる筈
心が遠退いて行く
既に育ってしまった足で私情を壊してゆかなければ
怖い、と迷っている間にも
涙が傷を突く
覚えてるよ
瞬間的な春に似た想いをずっと閉まった事
季節と朝の記憶さえ忘れてしまっても
ずっと覚えてるよ
私はずっと此処に居る
何歳(イクツ)になっても涙の味は顰(シカ)める程哀愁重なってく
甘さに誘われほろ苦さにあなたを埋める鼓動高鳴る
苦痛に自ら忍び込み逃げ出そうとしてゆかなければ
弱い、と蔑んでる間にも
命が声を失くす
覚えててね
遥か遠くに置き忘れた幼き言葉も別れも
踏み潰し歩いて行き方位を誤っても
ずっと覚えててね
私はずっと此処に居る
通り過ぎても昔から其処に在る気がするのは恐らく
繋いでいた奇跡なんだよ 確信が無くとも
どうかお元気で
私はずっと此処に居る
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