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妄想バイオレンス
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作詞 紫苑ロニカ |
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嗚呼 だから言ったでしょう?
背後の霧には気をつけなさいと
嗚呼 だから言ったのよ
傍で微笑む花を信じては駄目だと
紫の糸が絡み合う様を眺めて まぶたの裏の月光を打ち消した
両手から溢れる黒いものを飲み込んで
覚醒した何かを握りしめる
悲しみなんて切り裂いたわ
後ろめたさも何もかも 纏めて破り捨てたもの
嗚呼 だから言ったでしょう?
背後の霧には気をつけなさいと
嗚呼 だから言ったのよ
頬を撫ぜる白い花弁には気をつけて
掌の上の塊に 赤い糸を巻きつける
鋭い刃は 動かない
両足から溢れる 白い霧踏みつけて
頭の中をかき混ぜるのよ
少しの同情なんて 噛み砕いたわ
寂しさと侘しさも 投げ捨てて
嗚呼 だから言ったでしょう?
このまま呑まれていくのが良いわ
嗚呼 だから言ったのよ
もう後ろは見ないで
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