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Morningtide
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作詞 友場 洋 |
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喧騒という孤独の中で
僕は現実(リアル)を拒絶する
街を蠢く 視線の渦が
夜を模(かたど)る
ガラス越し
ちっぽけな四角いこの籠が
世界の総てだと線を引き
音にもならない慟哭を
痩せた指先で弾き出す
そして気付けば
Morningtide
沈黙という雑音(ノイズ)の中で
僕は未来を見失う
空に輝く星々さえも
今は要らない
部屋の隅
生きること自体が重過ぎて
手に届く範囲に線を引き
差し込む光の粒さえも
怒りと怖さで掴めない
空はいつしか
Morningtide
時の流れという理(ことわり)は
僕が罫書いていた線を消し
僅かな足掻きも許さずに
白日の下に晒し出す
ちっぽけな四角いこの籠で
今夜も爪を研ぎ線を引く
どうせ叶わない抗いを
今日も黎明が終わらせる
雲の切れ間に
Morningtide
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