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Automatic Room
作詞 螺旋兎3
二階の隅に気付かれない部屋が1つ
その静かな部屋には爪の音だけ響いてる
止めてみれば荒くなった呼吸の音と
耳をすませば当然だけど心臓が動いてた

ビクともしない扉を睨んで
どうやっても届かないドアノブに手を延ばす
その静かな部屋には爪の音だけ響いている

話しかけてくれる人は誰もいない
思い浮かぶのは笑った貴方のうしろ姿
窓の外側も内側も闇色に染まりかけた頃
優しい声で僕の名前が聞こえてきた

すぐに貴方だとわかった
同時に沈黙のドアが開いた
まるで魔法みたいだ 涙が出た

二階の隅から笑い声と泣き声が2つ
その真暗な部屋には蛍光の明かりが灯る
貴方は僕のクシャクシャの顔を見て
ゲラゲラ笑いながら強く頭を撫でてくれた

泣きやまない僕を抱いて
毛布にくるまって一緒に朝まで手を繋いだ
あたたかな部屋には呼吸の音だけ響いている


窓の外側も内側も陽の色に染まりかけた頃
優しい声で僕の名前が聞こえてきた

そんな貴方の声だって
無視したくなるぐらいあったかい
まるで魔法みたいだ ここに居よう

叱られるまえに ここを出よう

変わらない日々に祝福を 何気ない日々の真ん中を
きっと歩いてんだ 穏やかな風の速度で歩いてんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル Automatic Room
公開日 2009/03/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 家族
コメント 何気ない日々の何気ない出来事
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