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winter has come
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作詞 LILY |
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かすかな風が木の葉を
ひとつ地面に落とした
優しく吹いているはずの「それ」は
同時に冷たくもある
「いつの間にこんな冷えていたんだろう」
自分の頬に手をあててみて
はじめて、冬の訪れを知った
つもった枯れ葉たちは
決して語ることはない
かつて、たしかにここで生きた命も
儚く散り散りになった
裸になった頼りない木は
決して語ることはない
風にあおられて、淋しく揺らめいて
今にも折れてしまいそう
ただ、温かさがほしい
すべてを覆いつくすような
今はまだ揺れてるままでいいから
そのうち、寒さが和らいだら
訪れた春の匂いと一緒に
また、綺麗な花を咲かして
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