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日常a
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作詞 oreneko |
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あぁ今日が雨だって
知っていたなら
出掛けようとしなかったかな?
いいやそれでも
一人の部屋の
静けさに耐えきれなかっただろうな
とりあえずみんなと
同じ種類の
パズルを買って組み立ててさ
素材に違いはない
だけども確かに
不出来だったのは僕の方なんだな
卒業したら死んでやろうだなんて
ずっと思ってた
それで少しでも気にかけて
くれるなら上出来さ
食べて飲んで吐いて 寝て忘れて
日が沈んで
いっそ轢いてくれって夜の街を
さまようだけ
体重が減ってさ
魂までも
削れていくような気がした
いいやそれでも
一人の部屋じゃ
張る見栄すら ないんだもんな
頭の中では
友達も沢山で
勉強なんかもそこそこ出来て
そういう妄想が
楽しくてさ
やめられないよ やめさせてよ 誰か
若さ以外に何も武器がなくて
嫌になるだけ
でもそれが何よりの武器になると
ネットに書いてあった
それもそうだなんて思えるように
なるまでには
あとどれぐらいの時間を浪費して
いくんだろうな
何もしないから 何もないのさ
抱えてた理想も期限切れだ
あぁ、今日も空想の中の
あの子は綺麗だな
こんな日常に名前つけて
歌詞にするだけ
タイトルなんかもう どうでもいいね
あれ、なんで泣いてんだろ
米を研いで炊飯器のスイッチを
押したあとで
浅い眠りについて 炊けた音で
目を覚まして
あぁ、晩御飯を作らなくちゃな
もっともっと、強くならなくちゃな
なんて言ってみるだけ
なんて言ってみるだけ
なんて言ってみてもいい?
常人ぶっちゃってもいいかな
なんて言ってみるだけ
なんて言ってみるだけ……
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