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アナスタシアの目眩
作詞 oreneko
ねえ 例えば僕がブルーで
君が遠く離れて
道端に咲く花へ
願いを込めた紙ヒコーキ
描いたその放物線
それに意味なんか無くて
故に僕らは揺れて
いただけ

今日 小さな虫を殺して
それが胸につかえて
そんな些細なことで
君に会いたくなりました
それ以外は何もなくて
与えられもしなくて
望みたいと望むほど
離れて


あまりに脆くて素敵だった
借り物の言葉で
彩った夕日

君の肌色には似合わなくて
ふと思い付いたんだ
こんな曲を


君を待つ 世界の喧騒
夜の真ん中で思い出しただけ
揺れる穂に 祈り馳せて
心は鳥になっただけ




ねえ 例えば昔のことで
誰か深く傷ついて
そんな誰かのことを
思うだけで悲しくて
川のせせらぎのように
森のざわめきのように
美しくは生きれないと
知っただけ


氷らせておけば残るのかな
二人の時間も
この距離さえも

よく切れるようなハサミが欲しい
君との思い出も
君自身も


何もない 部屋だったなら
好きなものだけ飾れたのかな
君以外のものになんて
僕を見い出せなかったのに




ねえ例えば僕がブルーで
こんな夕景に溶けたら
同じ空の下から
君は見つけてくれるの?
ふたりを繋ぐものなんて
バラバラの時計しかなくて
故に僕は今でも
揺れて


君を待つ 世界の喧騒
街の雑踏に掻き消されていく
揺れる穂に 祈り馳せた
あの日あの時を縁取るのなら

この青を 渡る船を
微熱のうちに覚えていて
迷い人 過去は捨てて
心は鳥になっただけ
そして 鳥は空を泳ぐだけ


そして 僕らは空になるだけ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル アナスタシアの目眩
公開日 2017/02/03
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 美しさというものはほんの一瞬の中に現れるような気がしたりしなかったり
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