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赤とんぼ
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作詞 HaRy |
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蝉の声は遠くなり 草村はわく
奏でる喧騒は静けさの中
伸びきった影を引きずりながら
帰る道には いつかと同じ カレーの匂い
眩しさを見つけたけど何か違う
そっか終わってたんだ 知らなかった なんて
めぐりめぐる世界に目が回る
照れ隠しに染まる空は夕焼け
木々を揺らす風が誘うなら
僕も染まる 赤く 赤く
通い慣れた道の上 変わらない僕
なだめる映像は虚しさの中
張り切った秋を横目に見ながら
置いてけぼりの 昨日と同じ 猫背の背中
儚さを探したけど何か違う
そっか終わってたんだ 言い聞かした ところで
めぐりめぐる世界に目が回る
薄く伸びたうろこ雲は切れ切れ
雲をさらう風に震えては
僕は止まる 弱く 弱く
目まぐるしく変わっていく
わかっているよ 変わらなきゃ
慣れない空へ向かうのなら
バタついてでも 広げなきゃ
儚さに気付いたけど何か違う
そっか続いてたんだ 知らなかった なんて
めくりめくるシーンのその中で
脆いフィルムの様な羽は切れ切れ
今日をさらう風に足掻いたら
明日を運ぶ風に見えたから
僕は浮かぶ 高く 高く 高く
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