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楓音
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作詞 楓恋 |
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今からちょうど
14年前だったか
私は双子で産まれました
いつも1セット。
それが嫌で
誰でもなんでも
当たり散らす。
闇の中
埋まってゆく
気付かぬ速さで
いつ気付くかわからない
ああ・・・
儚く愛を忘れてく・・・
彼女が見る男は
隣のクラスの
素敵な人
彼女と私が双子なら
きっと彼は私を見るだろう
命令するはあの彼女
「彼を私によこしなさい」
闇の中
埋まってゆく
腰が見えなくなるほど
すこしずつだけれども確実に
ああ・・・
儚く視界がかすんでく・・・
皆が私を睨みだし
私に逆らう者だから
端からどんどん消してゆく
戦いだしたらとまらない
だけど敵が多すぎて
見方全員倒れてく
そして私はボロボロに・・・
闇の中
埋まってゆく
今度は異常な速さで
素直になりたいはずなのに
ああ・・・
儚く吐息は消えてゆく・・・
瞳を閉じかけたときに
闇からやさしい声がした
光が少し見えて
目を開くとそこには
殴られてるはずの私でなくて
声と光の主である
彼女は大きく体張り
強い衝撃から私を守ってくれた
嫌いだったはずの
彼女はやはり優しかった。
闇の中
抜け出せる
その力をくれたのは
いつも傍にいてくれてた
ああ・・・
私はとても罪な女・・・
彼女は耳ふさぎうつむいて
血を流し座り込んで
ぶつぶつなにやら独り言
よく聞いてみると
「これでいい・・・」
と何度も何度も・・・
ついに立ち上がり
走る先は
夢の中
疲れた彼女の
顔浮かぶ・・・
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