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告白
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作詞 westan |
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朝日昇るちょっと前
いつもよりはるかに早く起床
菓子パンかじって家飛び出す
冬の凍てつく風受けて
誰もいない道駆ける
登校時間かなり前
正門飛び越え
盗んだ鍵を取って
霜おりるグランド踏みしめる
あの子が来るまであとちょっと
秘密のノート見て シミュレーション
人体模型相手に告白練習
なるべくキザに できるだけカッコよく!
振られた時の心構え
全て終わらせ席につく
ついにあの子が いつもどおりに教室へ
「今日は早いね」そう言われて心がゆらぐ
即振られるかも そんなこと考える
みんながくるまであと少し
時計をみた僕は あたまを振って 邪念を払い
落ち着いた足取りで あの子のもとへ
「ちょっと話があるから」そう言って教室の隅っこへ
不思議そうなあの子の表情に また一瞬心がゆれそうになる
いざ告白しようとしても 練習の内容真っ白に
内心焦り さらに頭が真っ白になる 悪循環
それでも口を開いていったこと 頭真っ白でいったこと
それは格好よくなんか、キザでなんかないけれど
確かに手ごたえ感じて 答えを聞かずに走り去った
その日の授業中きまずい心境のまま
答えが気になったまま 教科書取り出すと
ハートのシールが張られた 手紙が手の中に
そっとあの子の方を振り向くと
顔を赤らめ 笑ってた
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