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土曜日の夜
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作詞 永流 |
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なんか変だよ メールもくれやしない
昨晩(きのう)のケンカだったら
僕の言葉(「ごめん」)で収束した(おわった)ろう
最悪の事態を繰り返し
描き出す夕食の頃
自分に嫌気が差す
5階の窓は君まで映しやしない
タバコの香りを溶かした部屋はもう苦しいよ
いつもは絶対しないのに
散歩にでも出てみよう
自転車の時諦める坂を登ってみよう
空は満月、ぬるい風
駅までの近道
今日は誰にも逢いたくない
そんな土曜日の夜
愛情を裏返して、皮肉にして
戸惑う僕の肩に
風は素通りした
世界の果てを識っている訳ではない
くすんだ息がそれに似た気はしていたけれど
最初の角を右に曲がる
いつもどおりの道(ビジョン)
やけに響いた足音は星のない空へと
吸い込まれてく。無力さは
まるで鏡のように
小さい僕を晒してる
きっと明日は晴れる
細い舗道を抜けたら幹線道路の光が
まぶしいくらいに僕を受け入れてくれるといいな
いつもは絶対しないのに
散歩にでも出てみよう
自転車の時諦める坂を登ってみよう
空は満月、ぬるい風
駅までの近道
今すぐ君に逢いたくなる
そんな土曜日の夜
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