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black coffee,hot coffee
作詞 花咲雪夜
レコードがかすれた声で優しい愛を歌っている
君はテーブルに頬杖をつき
目を伏せ静かに聞き入っている
冷えたカフェラテの白いカップに
そっと右手を添えながら

「こんな恋がしたかったなあ」
ふとした呟き
僕は答えない
別れはもう済んでいる

いずれ
どちらからともなく離れるのだろう
外に出た身体は寒くて
残された心も寒いだろう
新しいコーヒーに口をつける
それは熱くて苦かった

コーヒーに砂糖とミルクどれだけ入れるか入れないか
何度そんなことではしゃいだだろう
苦いと言われた僕のコーヒー
ひどく甘かった君のコーヒー
そんな記憶も遠ざかる

「じゃあ私そろそろ行くよ」
君が立ち上がる
僕は頷く
別れはもう済んでいる

いつも
君が先を歩き僕は後を追った
外に出る君から見たなら
追いかけない僕はどんなだろう
熱くて甘い恋をしたけれど
別れは冷たく苦かった

なぜか
甘いカフェラテが欲しくなっていた
外に出た姿は見えない
残されたカップも片付けられ
一人でコーヒーを口に含む

どうして熱くて苦いのだろう…

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル black coffee,hot coffee
公開日 2008/12/30
ジャンル ポップス
カテゴリ 失恋
コメント 別れのすぐ後、のような状況。ストーリー仕立ての歌詞に挑戦してみました。
花咲雪夜さんの情報













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