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コノ世界デ
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作詞 雪之城朱雀 |
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一体どれくらい寂しさを感じただろう
茶色の机に広がる真っ白なノートの規則正しい線に沿って
君に届けと願いながら
『スキダヨ』と書いてみたんだ
コノ世界ハ
きっと僕らの思うよりずっと狭いんだろうね
何も知らないで息する僕らは
何処までも広いこの空に
何時か手が届くと信じていたよ
一体どれくらい悲しさを感じただろう
黒い針金の牢屋に押し詰められてるみたいな孤独感を
何処かで感じている
『タスケテ』と呼んでみたんだ
コノ世界ハ
きっと僕らの感じるよりずっと暗いんだろうね
何も知らないで息絶える僕らは
何処にも落ちていない光を
何時か拾うと信じていたよ
コノ世界デ
僕らは出会って
コノ世界デ
僕らは別れて
出会いと別れを繰り返して
また一つ春が過ぎる
笑顔と涙を繰り返して
また一つ冬が過ぎる
どんな風に変われたら良かっただろう
君との出会いで何かを得て何かを失ってしまった
でも失ってしまった其の分を
これから探しながら得ていくよ
旅立つ背中は寂しそうだったけれど
きっとまた出会えるから
笑ったまま旅立つんだ
コノ世界デ
君に出会って
コノ世界デ
君と別れて
寂しいけれど笑顔のままで居るよ
悲しい顔なんかしないから
きっとこれは新たな物語の始まり
終わらないよこの物語は
でも何時か終わる
その『何時か』まで
僕らはきっと何処かで出会うから
この世界で君と出会えて良かった
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