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RECIPE(2013)
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作詞 (株)リアリガ |
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あの日、僕が見つけたのは 小さじ一杯分の甘さ
これじゃ何も作れない 探せばたくさんあるはずだ
そして完成したものを 僕は幸せと名づけた
だけど何だか味気ない 何で? なんて愚問だよ
あの日、僕が見つけたのは 大さじ一杯分の辛さ
いらないと思っているのに 今も舌の上 残ってる
水に溶かしてみたものを 僕は涙と名づけた
これは失敗の産物だ でも次から次へと溢れる
僕は君を置いて 一人きりの道を歩いている
二人がかけた魔法は 気がつかぬほどゆっくりと
とけていた
あの日、僕が手にしたのは 計れない程の優しさ
余るほど持っていたのに バラバラに砕けて散っていた
それを全部固めたものを 僕は愛情と名づけた
色んな味が調和して いくらでもおかわりできそうだ
そして、僕が見落としたのは コップ一杯分の寂しさ
今になって気付いたけれど 後味の悪さがずっと
喉の奥 絡みつくもの 僕は後悔と名づけた
気持ち悪くて吐きそうだ すぐに含んだ自責の念
僕は君と別れ 一人きりの夢を追いかけてる
二人がかりの魔法は 嘘になってぼんやり歪んで
消えていく
消えていた
僕は君を置いて 一人きりの道を歩いている
二人がかけた魔法は 気がつかぬほどゆっくりと
僕が君と結んだ 小指と小指はほどけて
二人が交わした約束は もうなかったことになって
いるのかい?
あの日、僕が失くしたのは 一枚の幸せのレシピ
最初から知っていたんだ 破れてしまったことを
"叶えた夢と引き換えに 二つが一つになるのなら"
僕は喜んで差し出すよ きっともう元には戻らないけど
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