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無題
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作詞 ねこでこ。 |
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頭の中を通り抜けてゆく
無意味な言葉達すら
聴こえないように
いつも強く耳を塞いだ
温もりを感じることが
幸せだと言うのなら
境界線はどこですか?
どこからが「温もり」ですか?
いつかの誰かの『おはよう』が
「温もり」のような気もするけど
流し込んだアップルジュースは
甘い味なんてしなかった
こぼしてしまったレモンティーに
少し残った愛情を捧げた
コップはもう割れてしまって
接着剤もいつの間にか消えていた
直すことなんて 癒すことなんてできないって
7日目にして ようやく分かりました
君はいないんだね
世界中どこにも
暗い深海を探したって無駄だった
明かりを照らしても見ることはできなかった
ふとお皿の上を見てみると
君の愛情の欠片が残っていた
「それ」が 君がいたという証拠
教えられた計算は
近道をしていて 追い抜かされてしまった
「仕方がないから」って
とりあえず 空と一緒に歩こうか
君がいる気がするから
いつもの公園に行こうか
君と感じた空気を触りに
そっと瞳を閉じるから
最後に一度だけ
「おやすみ」と「さよなら」の
キスをしてください
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