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暁
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作詞 LUVIN |
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暁に溶けゆく月の下 独り憂いて何を思う?
沈む船のように傾く ガラスケースの心 見えなくて
恋に溺れた幼さも 夢に溢れた無邪気さも
昼の暑さの消えた風吹くここに 映らずいる
繰り返される時のうつろい 雪よりも儚かった
居場所を探して ひたすら歩いた 夕べの道は
刹那のうちに行き交う顔 すり替えた
幾千のまどろみ 抱きしめ そして枯れたのだろう
はるかこの宇宙(せかい)に芽吹いた弱き光
それに意味を求めるのは間違いなの?
闇夜に尋ねるも 答え返らず また陽が昇る
落ちたグラス 空っぽだった
過去(むかし)は怖いものは無かったと 吼えてみる
優等生な生き方 いつから自分で壊してきたのか
暗闇だけが支配する時間 汗がやむことはない
何処で道を誤ったの それは涙よりも冷たかった
無くしたもの手探りで ただ求めた 昨日の夢
傷だらけの流れの中の 結末いずこ
素直になれず 犠牲にした 遠き日の道化師(ピエロ)
かつてあの場所にいた まばゆい夢追い人ら
それが叶うこと信じるのは可笑しいの?
歌い続けたとして 声が枯れて それでも歌う
許して欲しい この夜が明ける頃 ここにはいないこと
抱きしめられなかった夢たち 忘れたくない
未来が暗いばかりでも 夢が残酷な希望であっても
道が全く見えなくとも 時間が絶望で覆われていても
もしもこの歌を聴いて笑ってくれたなら
そしてあの約束 咲かせられたならば
もう一度おまえの切ない体温くれないか?
明け白む空に 映った彩り つい目を細める
見えた光 愛しかった
暁に映えた夢の後先 一人微笑み唄を歌う
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