|
|
|
水やり
|
作詞 サブマリン |
|
枯らしてしまった 君からもらった鉢植え
“もう、どうでもいい”って 放ったらかした僕のせい
今さら 溢れかえるほど 水やったってもう遅いのにさ
慌ただしい暮らしの中で 気付かずに通り過ぎてきた
捨てるに捨てきれず ベランダで静かに佇んでいる
あれは 紛れもなく僕の姿 そのまま
あぁ もう雨降ったって駄目だよ
まだ君の姿が浮かんで 溺れていってしまう
けれど 雲に隠れし日差しを浴びる日を夢見ている
懲りずにさ こんな詩を書きながら
君に届くはずのない言葉を綴りながら
無くしてしまった 君からもらったぬくもりも
根っこから揺らいでんだ 生きがい論も人生観もいいや
また眠れぬ夜が来て 孤独という闇が心を包む
馴れ馴れしく話しかけてきた 後ろめたさまみれの自分
「さぁ、どなたですか?」 なんて知らんぷりも出来ない
それは 紛れもなく僕の姿 気のまま
あぁ もうかわし逃げたって駄目だよ
また君に感情転嫁して 皮肉を投影させている
そうさ 指名手配している自分をいつか懲らしめてやる
しまったな またこんな辛気臭い感じ
今度こそは笑顔になれたらいいけど
「…で、何の話だっけ?」
君の事もこんな風に忘れてしまうのかぁ
そんな時 僕は何を思うんだろう
生きてゆく事はある意味 残酷の極み
…なんて 紛れもなくただの嫌味 わがまま
あぁ もうかわし逃げたって駄目だよ
まだ君の姿が浮かんで 溺れていってしまうけれど
恋や愛に置き換えてみても 本質は変わりはしない
懲りずにさ こんな詩を書きながら
行間に滲んでいる感情を埋め合わせながら
君に届くはずのない言葉を綴りながら
|
|
|