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迷い羊
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作詞 サブマリン |
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少しだけ 歩くスピードが遅いから
群れにはぐれて一人きり 雨に打たれて
重い身体 もう立ち続ける事さえも厳しくて
取り残されたまま 消えた夢を探していた
柵を飛び越える勇気も無くて 孤独を掻き消すよう
思い出を飲み込んで 吐き出して
いつも満たされないこの気持ちを
誰かや何かのせいにして 自分を守ってきたから
また僕を襲う欲望に 耳を塞いで蹲ってしまう
もしも まだ僕を欲しがってくれる誰かがいるのなら
ただ その為だけに生きてゆける
迷いながらも 群れを探している
木の葉だけ 痛む傷口を隠すから
あなたとはぐれて一人きり 風に吹かれて
投げやりの今 もうこの花は咲かないから 吠えたって…
ようやく気付いた 枯れた花を見つめながら
どうして失ってから気付くのだろう 優しくなれるのだろう
思い出に水をやって 掘り返して
いつも満たされないこの気持ちが
誰かや何かを傷つけていて すべてを求めてしまうよ
また僕を襲う欲望と 眼を瞑って眠り込んでいたい
もしも そっと僕の肩を叩いてくれる何かがあるのなら
ただ その方へと歩いてゆく
迷いながらも 振り返りながらも…
雨は上がったみたい 雨宿りした大樹とも“さようなら”
いつかと同じ 踏みつけてきたクローバーも
あの日と同じ 空に描かれた飛行機雲も
少し また優しく見れるかもしれないから ほら…
いつも満たされないこの気持ちを
誰かや何かのせいにして 自分を守ってきたから
また僕を襲う欲望に 耳を塞いで蹲ってしまうけれど
いつかまた出会い直せる時が
必ず来るはずさ 今までそうであったように きっと
ほら 移ろい流れてゆく時代は 狂おしくも愛おしい
もしも まだ僕を愛してくれる誰かがいるのなら
ただ その為だけに生きてゆける
迷いながら…
いつかまた出会い直せる時が
必ず来るはず 今は孤独だって寂しくたって きっと
ほら 目の前に広がる世界は 嘆かわしくも素晴らしい
もしも そっと僕の肩を叩いてくれる誰かがいるのなら
ただ その方へと歩いてゆく
迷いながらも 群れを探している
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