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春の朝
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作詞 サブマリン |
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想う事がすべてだった
振り向いてもらうため 必死だった
あなたに注いだ その愛は
ただの自分勝手な押し付けでしかなかった
泣きながら目覚めた時 隣にあなたは居なかった
ただガランとした部屋 そっと朝のひかりが差し込む
いつものありふれた風景
春の粒が潰れて 切なさが胸を包む時
やっと 私は分かってきたの
今になって 通じ合えなかった哀しみも 痛みも
すべてが終わってから 気付くなんて遅すぎるよね
足早に通り過ぎる季節の空を見上げて
いつかの雫も滲み込んだ
地表から潜り抜けて 流れ出てきた
川の流れも また海で巡り合う
とがった岩も砕かれ 磨かれた砂地に私は立ち尽くす
風に煽られ フラついた 両足で踏ん張っている
ただちっぽけな空(カラ)の私 ざわめき立つ水面
温もりを感じた冬の後 あなたの居ない春
どれだけ時間が経とうと どれだけ離れていっても
あの日の私からは 逃れられないのかな
私はいつも あの日を探している
優しくて やわらかな毎日を
春の粒が潰れて 切なさが胸を包む時
やっと 私は分かってきたの
今になって 通じ合えなかった哀しみも 痛みも
すべてが終わってから 気付くなんて遅すぎるよね
足早に通り過ぎる季節の空を見上げて
歩き出した私に教えて
あの日から途切れたままの言葉を
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