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届けられない言葉
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作詞 サブマリン |
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今まで信じてきた そんなすべてが
綺麗に見えていた 幻想に彩られた事が
今はもう 取り留めのないものに見えてしまう
今まで愛に満ちていた 確かな温もりに
ずっと包まれていた いつもあなたが傍にいた
もう誰にも鳴らされない心の鐘が
あれから ずっと佇んでいる
追憶の向こう側 揺れる木漏れ日の下で
風が吹いたら 寄り添う影が揺れていた
叶う事の無かった夢が 空に連なっては消えてゆく
そして 届く事が出来なかった言葉が
僕の心の奥の奥 あなたを探して彷徨い続けている
失った痛み 移ろってしまう哀しみを抱えながらも
ただ 歩いている
今まで抱えてきた そんなすべてを
手放さなきゃいけない また一歩踏み出す為に
かつての喪失の痛みが 僕を“人”にさせる
もう誰にも踏み込む事が出来ない場所で
僕は いつも呼んでいる
哀しみの向こう側 一瞬で永遠の時の中で
芽が吹いてから やがては枯れて土へと還る
辿り着くはずのない理想 終わりのない葛藤
そして 遂げる事の出来なかった約束は
僕の心の奥の奥 巡り巡る季節で春を待ち続けている
離れゆく嘆き 乗り越える事の出来ない哀しみを前にして
流す涙は あの日と同じ…
涙を吹いたら あの日の影が揺れていた
叶う事の無かった夢が 空に連なっては消えてゆく
芽が吹いてから やがては枯れて土へと還る
気付く事が出来なかった あの頃にこの詩を届けたい
そして 届ける事が出来なかったこの詩は
僕の心の奥の奥 あなたと過ごした記憶とともに
深く閉ざしている 移ろってしまう哀しみを抱えながら
かけがえのない今を 決して戻る事の出来ない今を
僕は生きてゆく
目に映るすべてを 拒みながら
目に映るすべてを 受け入れながら
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