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しっていたなら。
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作詞 Nero |
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目が覚めるたびにこんなにも胸が痛いのはなぜだろう。
〜思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを〜
偉大なる詩人が言っていた。
今の僕に当てはまる言葉なんかこれ以外なくて、
昔の詩とは想えないくらいこんなにも胸に響く。
夢なら、僕は何時までも君を感じられた。
夢なら、悲しみは抱かなかった。
夢なら、僕は世界中の誰よりも幸せだった。
いっそのこと、夢の世界の住人になりたかった。
でも、そんなこと、僕には許されていなくて、
それでも、夢に身を委ねるのは
きっと、僕には未来を描く力が欠けているから。
ただ、君の横にいる僕が僕自身で、
現実に生きるのは裂かれるくらいにつらいから。
でも、前を見なきゃね。
夢の世界だけに生きていたら
現実の想い出を失うから。
でも、今夜はどうか僕の夢に出てきてくれないか?
君の訪問を心待ちにしてるからさ。
おやすみじゃなくて、また逢えたね、って。
ひとこと、そう言ってほしいんだ。
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