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親の味
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作詞 MSHB |
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晴れ上がった空 ホトトギスの声
こんな素晴らしい 5月の今日
息子が新しい家族と暮らす
撫でるような木々 優しい日差しが
祝っているかの ように映り
私の顔も笑みになっていくが
じゃあの声で 拳に力が入っていく
男だからと 顔では笑っていたが
右手が涙で濡れる
手を振る息子 見えなくなってしまうと
昔の親父思い出す
俺が上京するときの
あの日も晴れてた あの日も啼いてた
汽車の鈍い音 あの日の親父
息子を見て思い出してしまった
年老いたか 親父の声が聞こえるようで
俺は男だ 心でつぶやきながら
右手が涙で濡れる
あの日の親父 こんな気持ちだったかと
今更ながら思い知る
もう知ることは何もない 親の気持ち全て知った
そう思っていたけど 俺はまだまだ甘かった
男だからと 心でつぶやきながら
右手で涙をこらえ
あの日の親父を 思い出しながら
また親の味を思い知る
親の味噛み締める
AABSABSCS'
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