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櫻の木
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作詞 エエ声 |
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外は雨 木の葉が揺れる 風が吹く
滴に濡れる 部屋の窓から
差し込む光 季節の香り
別れ際 わたした手紙
花びらが 舞い吹いた
空に浮かんだ 櫻林のベンチの上で
涙だけ そう涙だけ
ワタシを許してくれた
悲恋も蕾が芽吹くとき
春風淋しく鳴いている
櫻の木陰で待つワタシ
青空優しく呼んでいる
今しか言えない想いを
胸の奥にしまって
ヒトはみな 畔に浮かぶ 月の影
捉えられずに 静寂(しじま)に一人
可愛い花は 褪せた赤色
空に浮く 目線と時間
トリの声 櫻の枝の花びらが散る
一つずつ そう一つずつ
儚く消え去っていく
思い出紡いで織り上げて
緑のアシアト道の上
櫻は昔も艶やかで
仄か(ほのか)に漂う花の宴
記憶の切れ端探して
過去を辿る旅人
薫風に連れられて誘われて
北風に曝され泣かされ
旅人は願い込め海の底
手をのばし陽の光闇の音
辛くても顔あげていつもほら
櫻の木誇らしく強く強く
愛とか恋とかその全て
櫻の蕾に夢のせて
いつか咲くいつか咲く舞い飾る
青空染める桜色
想いの櫻はほら今日も
凛としワタシをこの意味を
見つけて翳して(かざして)願って
ほらね今日も櫻は綺麗で
ほらね今日も櫻は綺麗で気持ち
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