|
|
|
rain city
|
作詞 メリー |
|
まだ二人は大人じゃないけど
もう子供じゃない
でもこの仔犬みたいな瞳を前にすると
相も変わらない 胸が詰まる
その頬が濡れているのは雨なの
君は僕の手を引く
慣れない外界へ
おんぼろの地下鉄へ
でも いまさら
逃れるつもりもない
君には僕しかいないのだから
まだ雨は降り続いているけれど
差し出した手は 君のより冷たかったけど
電車は暗くて
少し、疲れて
流れてく景色を
力なく見てた
感情を別け合いたくとも
二人は 悲しいかな
キスも知らなかった
代わりにただがむしゃらに 触れ合った
その頬を濡らしたのは僕なの
傘を持て余してしまうから
いっそ捨てようといった
雨は涙を上手に隠すから
寧ろこのままで良いのだと
このまま二人で生きてゆくのだから… と
雨の街は二人の生く先も 見えないけれど
僕の視界は 何か滲んでいたけれど
さっきつないだ手から君の震えが伝ってきたけど
僕は 君を また 泣かしてしまったようだけれど
|
|
|