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最後の夏
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作詞 メリー |
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目をとじると
二度と目覚めない気がして
君が横にいないと 夜がすこし怖い
魂はいつか
空へ昇っていくというなら
そこは 君が見える場所だろうか
八月三十一日の雨は
しなやかに 髪を濡らして
僕は ただ もっともっと
この人のそばにいたかっただけ
一生を終え 墜落した蝉が
虫にはこばれてゆく
やがて僕の身体も あんなにあっけなく
土へ還ってゆくのだろうか
まだ 明日が迎えられたら
君と外へいこう
とりとめのない話をしよう
たくさん写真をとろう
その思い出で 時が過ぎても
僕という人間がいたと
忘れないでほしい
もうじき 別れ
悲しみに暮れても
すぐに微笑を とりもどせるように
残された一秒まで
君を愛そうと思った
八月三十一日の雨も
いずれ やみ
少し まどろみ
やがて 目をあける
…あぁそれでも
いつか 生まれかわっても
あなたの傍の 何かでありたいよ
誰より愛しいあなたと ふたり
今まで 一番幸せだった
最後の夏
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