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布ずれの音
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作詞 メリー |
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あの夜 君を脱がした
布ずれの音が まだ耳に残ってる
しばらく言葉を失ったのは
それに落胆してたんじゃない
でも 実は見とれていたのでもなくて
愛しい女性の身体を見て
こんなに冷めている自分に気づいたから
あぁ 僕は怖かったんだ
君を愛してるって 上辺だけじゃないって
証明できなくて じれったくて 情けなくて
あぁよかった
雄として雌を とかじゃなくて
一人の人間として僕はこの人をこんなに想ってる
そんなこと考えてた 最低の男
しばらくして 君は何も言わず
悲しそうに横になった こっちに背を向けて
泣いていたのかな
後ろから抱きしめたのは
言い訳じゃなくて 恥かかせといて
こんなこと考えてて 申し訳なくて
でも伝える言葉が出ないくらい 不器用で
頭が悪いから
…でも 悲しいくらい愛してた
君にしてみれば
僕が他の男みたいに ただ単純に
行為に及んでいれば
どんなに楽だったろう
恥かかせなくて 済んだろう
でも僕は君の事 もっと大きな次元で
想ってるって 確信を手に入れた
…その代償を払ったのは君
あした目が覚めたら 君に電話しよう
何もかも話して 謝ろう
そして
「上手くできないけど 男らしくないけど
僕なりに 愛していくから…」 って
そう言ってさ…
あの夜 君を脱がした
布ずれの音が まだ耳に残ってる
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