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昊
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作詞 ゆき虫 |
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沈みかけた夕日
風に吹かれる落ち葉
砂場で遊んでいた子供を
呼びに来た若い母親
何気ない時の流れの中
一人、空を見上げる
今日も少年が自ら生を断つ
遠い国では多くの人々が飢え
互いに傷を求める
長い時間の中の多くの場面
それはひとつの場面にすぎず
風体を変えてゆく
平穏な囲いの中では
夢も希望を
軽薄な自己満足
所詮、子供の玩具
気付く事に怖れ
自ら日々励ます
それは争いから逃げようとする
順応能力の向上か
それとも価値観思考の低下か
何か間違いに気付きながら
バランスを保って
円滑まがいに動いている
それに気付くのは
平穏が崩れたとき
しかし私とて
それを望む訳ではない
ならば
私の思考自体が
不必要
不必要なものを背負いながら
又、空を見上げる
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