|
|
|
きみがおおかみなら
|
作詞 夜来香 |
|
街灯の間をあめ玉転がって
追いかけるおさげが風に揺られて
顔あげた瞬間そこは森の中
おおかみの口から赤いあめ玉
大好きよ、大好きよ
ようやく会えたねと笑うわたしと
困ったように笑うあなたと
赤い頭巾はないけれど
わたしの方が美味しいと思うの
お花を摘んで来るのを忘れたわって
背を向けても呼び止める声はなく
滲んだ世界がひっくり返っても
おおかみは赤ずきんを追いかける
大好きよ、大好きよ
ようやく会えたねと笑うわたしと
困ったように笑うあなたと
赤い頭巾かぶっていたら
あなたは会いに来てくれたかしら
ようやく言えたその皮肉でさえも
鋭く尖った刃物となって
あたしを傷つけるんだから
あめ玉どこに転がったのかしら
|
|
|