|
|
|
madness
|
作詞 神遠 悠 |
|
誰かの声を遠くで聞いた
哀しそうな叫び声を
いつしかその声が僕を呼んでいることに気が付いた
気付いた時にはもう遅く
遠く離れていた
『助けて』その声は悲鳴をあげてるけど
僕に救う術などなく
『…僕には無理だ』
凍てついたような世界の中
鎖に繋がれている
重すぎるその枷を負い
動くことすらままならない
いつしか悲鳴をあげる力すら奪われていた
痛いだけの世界ならば要らないから
息をすることすら苦なら
『捨ててしまって』
遂に声は止んでしまった
一体彼女は誰だったのだろう
僕は扉の鍵を開ける
扉の向こうには鎖に繋がれた少女
彼女はもう動くことさえも出来ない
彼女に訊けば何か判っただろうか?
狂った笑い声と共に小さな悲鳴が聞こえた気がした
|
|
|