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ありふれた悪夢
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作詞 愛弓歌 |
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闇の八つの隅に浮かんだ
禁句を照らして嗚咽を漏らした
秩序と配列の一コマで
出来合いの恒等式を解く刹那に
ありふれた狂気が
イコールを仰々しく切り裂いた
そんな凡庸の八色
激情型graduation
使い古しのアウトローで
基準の根底にスコップを刺して
その表層を浚ってやった
闇の八つの隅は消え去り
意識の球体に非凡を浮かべた
排除とリライトの連続で
歪ませた方程式を解く自由の
ありふれた狂喜が
自らを荒々しく肯定した
そんな凡庸の発色
犯罪的mediocrity
画一的な個性の剣で
秩序の大筋をそれっぽく刺して
その表層を傷つけて出来た
ひどく平凡な悪夢のストーリーは
どうやら傑作みたいだった
ひどくありふれた悪夢のエピローグは
どうやら孤高みたいだった
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