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声
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作詞 藍林檎 |
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どうしたらいい?
誰に聞けばいい?
わからない事だらけで
もがく度に
締め付ける『何か』が
力を増していく
助けに来てくれよ
もう誰でもいいからさ
信じられないものだらけで
疑う度に
追いかけてくる『何か』が
近づいていく
もうダメだと
思った瞬間
僕は地面に膝をついた
膝をつくと
空がよく見えた
いつもいつも
立って前ばかり見ていたから
見えていないものが沢山あった
何もしたくない
このまま朽ちていきたい
どうしようもない事だらけで
諦める度に
締め付ける『何か』が
意味を持っていく
誰かにすがりたくて
一人になりたくもあって
矛盾だらけで
疑う度に
追いかけてくる『何か』が
訴えている
もうダメだと
眼を閉じた瞬間
僕は『何か』の声を聞いた
耳を傾けると
「空の広さに気付けたんだろう」
いつもいつも
立って前ばかり見ていたから
見えていないものが沢山あった
「星の美しさに気付けたんだろう」
「夕日の艶やかさに気付けたんだろう」
『何か』が僕に訴える
「偽者だって決め付けていたのは自分だろう」
「信じようとしなかったのは自分だろう」
『何か』は僕の中の僕だった
膝をつくと
空がよく見えた
いつもいつも
立って前ばかり見ていたから
見えていないものが沢山あった
今日は星がよく見える
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