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ショートショート
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作詞 石川秀一 |
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僕が生まれて 君と出会って
恋をして喧嘩して触れあって離れた物語
時々 胸が痛んだりするけど
一人の晩酌の肴に出来る程 風化してる
ラジオから流れてくる あの頃のメロディが
君の声に重なって僕は少し微笑む
本格的に水不足です
テレビも新聞も低級な週刊誌も言ってる
涸れたダムの底 渇いたこの心
素通り出来ないくらいにちょっと似通ってる
なんとかなるさって言ってちゃ 取り返しつかないぞ
必要な物は何だっけ 本当はわかりすぎてるのに
何回 夢の中 君と口づけた
見たことも無いような綺麗な花に囲まれて
幸せの内に鳴り響くベル
祝福にはほど遠い現実からの催促
大抵は感謝してるのに 時に恨めしくもあって
幻の君よ 瞼の裏に残ってないかな
流れ星とか UFOだとか
妙に曖昧でぼんやりとしたものに惹かれてる
心のどっかで信じてる奇跡
新しい世界に僕を招待してくれないかな
描いた空想を勝手に 現実が修正していく
捏造された希望に一喜一憂して
君と離れて 一人になって
涙して 落ち込んで 空元気続けてる毎日
君の幸せを願いもするけど
気付けば作りかけの文章で溢れてる
無意識に口ずさんでる あの頃のメロディが
君の笑顔連れてきて僕は少し笑った
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