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星の涙
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作詞 石川秀一 |
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独りぼっちと暗がりが怖かった
幼い記憶がふっと浮いてきて
ちっとも変わってないねって囁く
言われなくたって知ってる
無防備になれたら良かったのかな
君と二人きりの時だけでも
弱さを隠して強がっていたら
暗がりに独りぼっちだった
何回も繰り返し見る夢の中
君はいつも他人みたいで 交わす言葉も見つからなくて
僕は泣き出しそうになって 逃げ出した
君の笑顔が僕だけを見ていて
どっちが現実かわからなかった
あの日々はもう記憶の中にだけ
ひっそりと棲みついて 麻薬みたいに僕を捕らえてる
不安定な世界で生きる僕ら
誰かと手を繋がなきゃ立ち上がれない
きっとねみんなね知ってるんだけど
自分を守ってる気になって
転んだり躓いたりしてるのに
気づけなかったり忘れたり 透明な傷を増やしていく
君もきっとそんな毎日で 孤独だったのかな
どこから響いてくるのかも分からず
甘ったるい空気で確かめてた
自分の居場所を確保する事だけ
ゆっくり時間をかけて 途切れ途切れの音に導かれ
不意に見上げた夜空に一際明るい星
その隣に寄り添う小さな消えそうな光
あんな風に
君の笑顔が僕だけを見ていて
暗がりでも怖くはなかった
あの日々はもう記憶の中にだけ
どれくらい眺めていたんだろう
寄り添った僕に似た星が不意に
流れ星になって離れていった
ひっそりとした世界に 悲しみの音が響いた
暗がりで独りぼっちで泣いた
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