|
|
|
ボーダーライン
|
作詞 石川秀一 |
|
この世に不思議な事など何もない
全て起こるべくしてそれを僕が感知している
わかっちゃいるけど信じられないほどに
君が近くで笑ってる
横断歩道の信号が点滅して
僕は君の手を取って転ばないように走った
B級ロマンスの一場面思い浮かべ
にやけた顔で走ってた
ふと握った手の感触に違和感を覚えて
振り返るとそこにいたのは年老いた老婆だった
どうなってるんだ 脳組織よ
曖昧な記憶が見せた幻影か
それとも走りすぎて大分未来にワープしたかな
瞬きを繰り返してみても
両目をこすって闇を経由しても
そこにいるのは君じゃない 戸惑う老婆が一人
ご迷惑をおかけしましたと謝罪して
納得出来ないままトボトボと歩き出した
住み慣れたはずの日常が急に
異国みたいに思えて怖くなった
ふと見たガラス越しに違和感を感じて
手を翳している老人と目があって叫んでいた
どうなってるんだ 脳組織よ
草臥れた日々が見せた夢か
それともこれが現実か 境目なんてのは見たこと無い
ひょっとして僕は今生まれて
記憶も全て作られたもので
存在していない君を思ってる 狂った男だったり
この世に不思議な事など何もない
全て起こるべくしてそれを僕が感知している
わかっちゃいるけど信じられないほどに
君が近くで笑ってる
|
|
|