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隊列の行方
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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「むかし、むかし」
その決まり文句の後に始まる話
歴史は循環している、と
ここは本が一周した 最初のページ
似た景色が覆い尽くす東京の空
マイクを握れ
歴史は繰り返される、と
誰かが声を張り上げた
午前0時
みんなは病気だと言うけれど
はたして本当にそうなのかな
みんなは野蛮だと言うけれど
はたして本当にそうなのかな
果実 頬張る
動物になる思想を怖がる理由
尚も
歴史は循環している、と
君は神に許された 最初の人類
広告塔 流れるCM
コントロール
大人になりたがる大人たち、と
子供になりすます子供たち、で
この議論は形成された
毎日
毎日
カメラが帰っても
毎日
みんなは病気だと言うけれど
はたして本当にそうなのかな
みんなは野蛮だと言うけれど
はたして本当にそうなのかな
「賢い子だね、優しい子だね」
『賢い子だね、逞しい子だね』
電波に乗って 作られた言葉が届くよ
それは どっちも間違っているし
その実 なんにも間違っちゃいない
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