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思想家の演説
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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何もかもが未遂に終わった夜に
こだまする叫びは 点滴のようだ
ゆっくりと ゆっくりと
食中りみたいな月が陰る
物語の主人公は別にいても
誰かは分からない
僕では分からない
どれもこれも違いは些細なこと
彼女が君のように産まれていたら
もっと世界は素晴らしかった
とても優しいママがいて
働き者のパパがいて
扉からもれる光につられて
どんなふうに顔を覗かせるだろう
物語の主人公は別にいても
誰かは分からない
僕では分からない
どれもこれも違いは些細なこと
彼女が君のように産まれていたら
もっと世界は素晴らしかった
その逆は知らないけど
多分 世界は素晴らしかった
美しかった
楽しかった
嬉しかった
それが
悲しかった
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