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不自由な利き手
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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朽ちた鉄のカーテン 太陽を拒んで 空を失う
選ぶしかない罪が ショーケースに陳列されて
どれを掴もう?
紙飛行機は沈んだ 壁紙にアヘンの蔦が絡まる
冷たくなった身体 のたまう過去の亡霊は
僕を正すよ
大きな十字架が首都に刺さる
空に落ちていく ビルと車
おもちゃの兵隊 小首をかしげ
熊のヌイグルミ 帽子が飛んだ
生きようとして生きている間は
気付けない事ばかりだね って
生きようとして生きている間は
楽しそうで 可哀想だね って
宛て先を無くす手紙 コートのなかで息を潜める
君の形をしてる君じゃないものが笑いかけて
どれを掴もう?
どれも掴みたくない
密かなパレードの列は続く
背の順の並び 同じ未来
信じて疑わない 革命家
胸のペンダント 写真が落ちた
生きようとして生きている間は
気付けない事ばかりだね って
生きようとして生きている間は
楽しそうで 可哀想だね って
利き手に掴んだ幸福は 泥まみれだ
目をこすってしまえば 何も見えないな
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