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エトセトラ
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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AM 9:-- 防波堤にて
干からびたミミズの死体の上を 自転車が2台 通り過ぎた
車輪の下でぐちゃぐちゃになる 憎悪と夢とアイデンティティ
熱を帯びた真夏の線路の上で 知らない命が また死んだ
車輪の下でぐちゃぐちゃになる 憎悪と夢とアイデンティティ
子宮を這い出た頃 生きたくて必死だった
でも今 改札を通り抜けた僕は 死にたくて仕方がない
込み上げるのは 自殺願望と背徳意識
四畳半のアパート 便器に顔を突っ込んで
吐き出した苦痛は 塵屑になってしまったけど
探した 探した 生きる意味を
探した 探した 泣きながら
万感の風を受けて 恥辱の雨を浴びて
やっと見付けた気がした そんな錯覚 etc
零れ落ちた涙の理由を 僕が知ることは もう二度とない
サーチライトが照らす黒い海 沈んでいくのは大人の事情
ガスが溜まる胃袋に詰まっている言葉 誰も気付かない
サーチライトが照らす黒い海 沈んでいくのは大人の事情
孤独を飲み干して 大抵はどうでも良くなった
ほら見えてるか 劣等のなかで溺死寸前のプライドが
取り出したナイフ 仮想自殺の臨死体験
涙が溢れたけど 何が悲しいのか分からなくて
鏡に映り込む もう一人の自分に 唾を吐き捨てた
探した 探した 生きる意味を
探した 探した 泣きながら
何もない この街で 何もない この僕が
やっと選べる気がした 色んな未来 etc
廃ビルの3F コンクリートにこびりついた血痕
知ったような現実で失望するのは馬鹿らしく思えた
与えられた未来を自己で終わらすのは滑稽だと思った
藁をも掴め 幸福など考えるな その逆も考えるな
この世界の利点は "永遠なんてものは無い" ってことだ
大丈夫 大丈夫 いつか終わる いつか終わるから そんなもの
1つ1つ 全部 終わる いつか終わるんだよ
天使も悪魔に見える どうしようもない世界で
どうかそれまで足掻いてよ 醜くてもいいから生き抜いて
AM 9:-- 防波堤にて
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