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顔のないパレード
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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僕らが産まれる前から続いていた
パーティが終わった
みんな 最後は生きてるのか 死んでるのか
わかんなくなって 何度も目をこすった
彼らが創った神様は 誰かの嘘を信じ込んで
無邪気に笑った 力を振りかざして
パレット パレット パレット
きっと その一振りのインクで 君を
パレード パレード パレード
四角く区切られた世界のなかへ
閉じ込めるよ 明日には
僕らが生きてる間も続いてた
パーティが終わって
僕ら 互いの傷を舐めて 暇をつぶす
口をこじ開けて 呼吸を奪いあった
ホルマリンに浮かぶ彼女は 僕らの嘘をぜんぶ食べて
無邪気に笑った 弱さを振りかざして
パレット パレット パレット
きっと その一振りのインクで 君を
パレード パレード パレード
四角く区切られた世界のなかへ
閉じ込めるよ 今夜には
『大人にならない赤ん坊と
永遠に絶えることのない微笑
真ん中には顔のない男』
僕らは この世界を夢だと思い込んでいた
裸のまま手を伸ばして 君の頬を撫でる
浮ついた感覚は研ぎ澄まされて
怪物のような目をして
まるでパラノイアみたいに君を壊そうとする
机のうえのエルプラットが波を打つ
シーツに染み込んだ 精液と血の交じり合った匂いが
深い不快な寝息をたてて
まだ僕らを夢から覚まさせない
大通りに転がっている少年少女の思想
一瞬の静寂
野蛮な銃声は轟いた
それでも 間違いを信じたかったから 聖者のふりをした
大きな雲が散り散りになって
僕らから遠ざかっていく
神様は唾を吐いて 目を背けようと必死になっている
大丈夫
もうすぐ夢は覚めるよ
パレット パレット パレット
だから その一振りのインクで 君を
パレード パレード パレード
四角く区切られた世界のなかへ
閉じ込めたよ
だから 僕らはここにはいない
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