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アリガトウ
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作詞 來 |
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もう何時間こうしてるんだろう
悩んで泣いてまた悩んで
考えるほどあなたがうかぶ
「忘れたいの」
「わすれたいの」
「ワスレタイノ」
言葉にするたび嘘になる
いつの間にか暗くなった部屋の
電気をつけて見えたものは
鏡の前に座るぬけがらの私
心臓に穴があくって
こんなこと言うんだねきっと
ルーズリーフだして
心の奥の言葉を全部
書き出してみて気づいた
ほら、こんなに大きいこの想い
あなたの香水で目覚めた朝も
あなたと笑って食べた昼食も
あなたに包まれて眠った夜も
この部屋だったはずなのに
この部屋じゃないみたい
動き出した時間についていけなくて
まだ止まっていてほしくて泣いた
「有り難う」そばにいてくれて
「ありがとう」好きになってくれて
「アリガトウ」優しくしてくれて
あのね、指輪とったあとの指にね
白い跡ついてたんだよ
この跡がなくなったら
きっと忘れられるから
ありがとう
有り難う
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