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カッコウの巣はもういらない
作詞 淡色賢者
疲れ果てた一日の終わりにハミングバード
魔法の折りたたみ箱からの、さえずり
色とりどりにおかしな記号であつらったきみ
音色はかけがえのない癒しのリズム
あきれるくらい飽きもせず

あの頃よりだいぶん知られることに慣れてきたね
カッコウの巣の中で自分を忘れた君も
最近ありのままで身をよせはじめた
とたんにつまらないこの世の中の流れなんて無意味になるから
歳をとることも、怖がらずに待っていられる


もしあえない時間が強さを育むなら
みにくいアヒルの子は、とっくに白鳥
心と心でぎゅっとかた結びして
錆びた羽根で空を飛ぶのさ
夢から覚めて切なさ溢れても

あの頃よりだいぶ自分らしくなってきたんだね
カッコウの巣の中で飛び方を忘れた君も
最近羽根があることも思い出してきた
とたんにつまらない人たちの言葉なんて無意味になるから
まるで魔法のようねと、きみはさえずる


あの頃よりだいぶん知られることに慣れてきたね
カッコウの巣の中で知らない自分を演じていた君も
よちよち歩きをすることを覚えた
羽根にこだわらなくても生きていけることを
きれいに歳をとった君に教えられた


久しぶりに訪れたのさ
冬枯れた巣の中で、君は微笑って待っていたから
ささくれた羽根も忘れて、愛のかたまりひとつ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル カッコウの巣はもういらない
公開日 2008/04/08
ジャンル その他
カテゴリ 恋愛
コメント 成長しながら巣立っていく恋人達の風景をカッコウの巣に喩えてみました。
淡色賢者さんの情報













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