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羽箒 〜Here is Nowhere〜
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作詞 think young |
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目覚めた午前四時 デジタル時計の日付けは変わっていた
軽い欠伸と一つのため息で 今日という日を駆り立てる
いつかは雨のように 排気ガスのにおいが籠もったこの街を
洗い流してみたかったんだ
誰かのくすんだ笑い顔 「そこでも夢は見つからなかったよ」って
言って帰ってしまった細い裏道に
この先誰も通れないよう 硬い鍵をかけてしまいたい
大きな勢力に打ち負かされて バラバラにされた僕らは
羽箒に掃われて空を舞う埃のようだ
逃げ出せない絶望を感じたとき 天から降ってきたんだ
読んでみると切符のようだ “あの世への片道券”
ここは花が咲く丘みたいに綺麗な場所じゃないけど
そこに自分という存在が 認められているようならば
ひとりでに殻から割って出られる
通り通りに付けられた名前 知らぬ間に人にこう呼ばれていたんだ
(「バカ」・「ばい菌」・「キモイ」・代名詞)
誰かの心からの笑い 「風船(ユメ)を手にした赤ん坊みたいだ」って
再びそんなことが言えたなら そこはもう名もなき場所 uh
誰かのくすんだ笑い顔 「そこでも夢は見つからなかったよ」って
言って帰ってしまった細い裏道に
この先誰も通れないよう 硬い鍵をかけてしまいたい
必要のないくらい 硬く鍵をかけてしまいたい
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